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R410A冷媒の業務用エアコンは2025年以降どうなる?「使えなくなる」は本当?対応方法を徹底解説【宮城県】

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皆さん、こんにちは。宮城仙台市を中心として業務用エアコンの販売・設置・修理工事を手掛ける設備工事会社の株式会社菜花空調_宮城県業務用エアコン.comです。

「R410A冷媒が全廃されると聞いたけれど、うちの会社は大丈夫だろうか?」

オフィスビルや工場、店舗などの施設管理をされている皆様、このような噂を耳にして不安を感じてはいませんか?

業務用エアコンは、企業の心臓部とも言える重要な設備です。もしある日突然使えなくなったり、法規制によって撤去を余儀なくされたりすれば、業務停止などその損害は計り知れません。

実は、2025年4月から「フロン排出抑制法」に基づく新たな規制がスタートし、業務用エアコンを取り巻く環境は劇的に変化しています。

この変化を正しく理解していないと、将来的な入れ替え時に「想定外の高額な工事費」を請求されたり、最悪の場合「法規制により設置工事ができない」というトラブルに直面したりするリスクがあります。

本記事では、宮城県で数多くの業務用エアコンの施工を手掛ける私達が、巷で広がる噂の真実と事業者が今すぐ知っておくべき対応策について徹底解説します。

■R410A冷媒の業務用エアコンは2025年以降「使えなくなる」は本当?

まずは、巷で囁かれている不安を解消し、正確な法規制の内容を整理しましょう。

結論から申し上げますと、2025年以降も、現在設置されているR410A冷媒のエアコンを使い続けることに法的な問題はありません。メーカーによる部品供給や冷媒ガスの供給が続く限り、メンテナンスをしながら使用を継続することは可能です。

これらはユーザー側の「使用」に対する規制ではなく、メーカー側の「製造・出荷」に対する規制なのです。

この規制の根拠となっているのは「フロン排出抑制法」です。この法律に基づき、ビル用マルチエアコン(新設用・冷暖切替タイプ)が、2025年4月から「指定製品」として切り替わりました。

具体的には、ダイキンや三菱電機などのエアコンメーカーに対し、2025年度(4月〜)より出荷する製品の環境影響度(GWP:地球温暖化係数)を、目標値750以下に抑えることが義務付けられました。

これまでの主流冷媒であったR410AのGWPは「2090」です。つまり、従来のR410Aのままでは、新しい規制基準である「750以下」を到底クリアできないのです。そのため、メーカー各社は2025年に向けて、製品ラインナップを刷新し、現在販売されている新製品は次世代冷媒へと切り替わっています。

背景には、世界的な環境保護の取り組みがあります。具体的には、代替フロン(HFC)の生産・消費量を段階的に削減する国際的な取り決めである「モントリオール議定書(キガリ改正)」や、2050年までに温室効果ガスの排出を実質ゼロにする「カーボンニュートラル」の目標達成が関係しています。

地球温暖化係数(GWP)が高い「R410A」を使い続けることは、これらの国際的な目標に逆行することになります。企業にとっても、環境配慮はCSR(企業の社会的責任)やSDGsの観点から最重要課題です。低GWPのエアコンを導入することは、単なる設備の更新というだけでなく、企業価値の向上やグリーン経営のアピールにもつながる重要な投資といえます。

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■主流は「R410A」から「R32」へ!何が違うのか

2025年以降の規制(GWP750以下)をクリアするために、業界の標準はどう変わるのでしょうか。その答えが「R32冷媒」への転換です。

・冷媒の転換が急速に進む

現在、メーカー各社は従来の「R410A(GWP2090)」から、環境負荷が低い「R32(GWP675)」への切り替えを急速に進めています。R32は、家庭用ルームエアコンではすでに主流となっている冷媒ですが、いよいよビル用マルチエアコンなどの大型空調機でも標準規格となります。

・目標値のクリアとメーカーの動向

R32冷媒のGWPは675であり、規制目標値の750を下回っています。ダイキン工業、三菱電機、日立ジョンソンコントロールズ空調など、国内の主要空調メーカーは、このR32を採用した新機種を次々と投入し、主力製品をR32対応機へとシフトしています。

つまり、2025年4月以降にビル用マルチエアコンを新設・更新しようとした場合、市場には「R32冷媒のエアコン」が中心となり、R410A機を選ぶこと自体が難しくなっていくでしょう。

・性能面の違い

環境に優しいだけではありません。R32冷媒には性能面でも大きなメリットがあります。

まず、GWP(地球温暖化係数)を約1/3にまで大幅に削減できるため、環境負荷を劇的に下げることが可能です。さらに、R32は熱を運ぶ効率が非常に優れているという特性があります。少ない冷媒量で効率よく冷暖房ができるため、従来のR410A機と比較して消費電力を大きく削減できます。

電気代の高騰が続く中、最新のR32機への入れ替えは、環境貢献と同時に「大幅な電気代削減(省エネ)」という実利をもたらします。

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■【重要】R32冷媒(微燃性)導入に伴う安全対策と設置ルール

ここからが、事業者の皆様に最も知っていただきたい重要なポイントです。R32への切り替えは、単に「機械を入れ替えて終わり」ではありません。R32冷媒の特性に合わせた、適切な「安全対策」と「設計」が法律で義務付けられています。

・なぜ安全対策が必要なのか

R32冷媒は、消防法上の危険物ではありませんが、「微燃性(A2L)」という区分に属します。「微燃性」とは、特定の条件下(高濃度で滞留し、かつ着火源がある場合など)において、燃焼する可能性があることを意味します。

もちろん、日常的な使用において爆発したり火災が起きたりすることはまずありません。しかし、「万が一、冷媒ガスが漏れ出した場合」でも安全を担保するために、日本冷凍空調工業会(JRAIA)によって厳格なガイドライン(JRAGL-16/JRAGL-20)が定められています。

・狭い部屋への設置は要注意!「冷媒濃度計算」の義務

このガイドラインに基づき、R32エアコンを設置する際には、必ず「冷媒濃度計算」を行わなければなりません。

これは、「万が一冷媒が全量漏洩した際に、その部屋の空気中の冷媒濃度が基準値(燃焼下限界濃度=LFLの1/4など)を超えないか」を、部屋の体積(床面積×天井高)と冷媒充填量に基づいて計算するものです。

特に注意が必要な場所としては、会議室や応接室といった小規模な個室や、ガスが滞留しやすい地下室、さらには窓のない密閉されたオフィスなどが挙げられます。広いフロアであれば濃度が薄まるため問題ないケースが多いですが、このような狭い空間に高出力のエアコンを設置する場合、基準値を超えるリスクが高まるため慎重な計算が不可欠です。

・基準を超える場合に必要となる「安全装置」

計算の結果、もし濃度基準を超える可能性があると判断された場合は、設置を諦める必要はありません。その代わり、基準を超えないようにするための安全装置の設置が必須となります。

具体的には、ガス漏れを素早く検知して音や光で知らせる「漏えい検知器(警報装置)」や、検知器と連動して自動的に換気扇を回し、部屋の空気を入れ替えて濃度を下げる「機械換気装置」、あるいは異常を検知した瞬間に冷媒ガスの供給を元栓で止める「冷媒遮断弁」といった機器の導入が求められます。

このように、R32機の導入には「専門的な計算」と、場合によっては「安全装置の追加工事」が必要になります。正直に申し上げますと、これらの対策が必要になるケースでは、従来(R410A時代)の工事よりも初期費用が高くなる可能性があります。

しかし、これを「面倒だから」と省略したり、知識のない業者が計算をせずに設置したりすることは大変危険であり、コンプライアンス違反になります。「安さ」だけで業者を選ぶのではなく、法規制を正しく理解し、安全な設計を提案できる「技術力のある工事会社」を選ぶことが、御社の安全と資産を守ることにつながります。

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■2027年には「GHP(ガスヒートポンプ)」にも規制が波及

ここまで電気式のビル用マルチエアコンについて解説してきましたが、ガスエンジンで動くGHP(ガスヒートポンプエアコン)をお使いの施設も多いかと思います。

GHPについても、2025年ではありませんが、2027年を目標年度として同様の低GWP化(指定製品化)が予定されています。メーカー各社はすでに、微燃性冷媒を使用した次世代GHPの開発を進めています。

現在、施設全体で電気式(EHP)とガス式(GHP)を併用されている場合、「電気式は2025年、ガス式は2027年」という規制のタイムラグを考慮した中長期的な更新計画を立てることが重要です。

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■事業者が今検討すべき「更新」のタイミング

「まだ使えるから」と先延ばしにするのではなく、なぜ今、更新計画を立てるべきなのでしょうか。それには明確な理由があります。

・「壊れてから交換」では遅い理由

これまでのR410Aエアコンなら、故障しても在庫さえあれば「即日交換工事」が可能でした。しかし、R32エアコンへの更新には、前述した「部屋の容積測定」「冷媒濃度の計算」「安全装置の選定・手配」というプロセスが必要です。

もし真夏や真冬にエアコンが完全停止してしまった場合、「すぐに交換してほしい」と依頼しても、安全対策の設計や部材調達に時間がかかり、復旧まで数週間お待たせしてしまうリスクがあります。営業停止による損失を防ぐためにも、機器が正常に動いているうちに計画的に更新を行うことが、リスク管理として非常に重要です。

・R32の暖房能力と寒冷地へのメリット

私たち宮城県の事業者にとって、冬場の暖房能力は死活問題です。実は、R32冷媒は熱交換効率が非常に良いため、暖房の立ち上がりが早いという特性を持っています。

古いR410A機(特に15年以上前の機種)を使用していると、冬場の霜取り運転で頻繁に止まってしまったり、なかなか部屋が温まらなかったりすることがあります。最新のR32機、特に寒冷地向け仕様のモデルへ入れ替えることで、仙台の厳しい冬や山間部の事業所でも、驚くほど快適なオフィス環境を実現できます。もちろん、省エネ効果により冬場の重い光熱費負担を軽減できる点も大きなメリットです。

・補助金の活用(省エネ+冷媒対策)

国や自治体は、脱炭素社会の実現に向けて、高効率な省エネ機器への更新を推奨しています。タイミングによっては、さまざまな補助金制度を活用できる可能性があります。

例えば、省力化投資補助金や、大規模感染リスク低減を目的とした高機能換気設備の導入補助金などが挙げられます。また、宮城県や仙台市が独自に実施している省エネ補助金が使えるケースも多々あります。R32機への更新は「高い省エネ効果」が見込めるため、これらの補助金要件を満たしやすい傾向にあります。初期費用の負担を抑えるためにも、ぜひ補助金の活用をご検討ください。

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■まとめ

本記事では、2025年の「R410A問題」の真相とその対策について詳しく解説してきました。

要点を整理すると、既存のR410A機は2025年以降も使用可能ですが、新設や更新用の市場は急速に「R32機」へと切り替わっていきます。R32機は「微燃性」という特性を持つため、導入にあたっては専門的な「濃度計算」や、状況に応じた「安全装置」の設置が必須となります。

そのため、従来のように「壊れてから交換すればいい」という考え方では、設計や計算に時間がかかり、業務停止のリスクを招きかねません。だからこそ、計画的な更新が重要になります。プロに任せて正しい施工を行えば、R32は安全で省エネ性能も高く、快適性にも優れた非常に優秀な冷媒です。

規制の強化は一見面倒に思えますが、見方を変えれば「古くて電気代のかかるエアコンを、安全かつ省エネ性の高い最新機種にお得に切り替えるチャンス」でもあります。

2025年以降の法規制対応は、専門知識を持ったプロフェッショナルにお任せください。

「宮城県業務用エアコン.com」は、宮城県を中心に業務用エアコンの設置・修理を専門に行うプロフェッショナルです。修理や新規設置はもちろん、定期メンテナンスや買い替えのご相談にも対応しており、エアコンに関するあらゆるお悩みを解決いたします。

弊社は、地域密着型のサービスを展開し、無駄なコストを抑えることで、お客様に業界最安値でのご提供を実現しています。

また、迅速な対応を心がけており、最短で即日対応が可能です。急なトラブルにもスピーディーに駆けつけ、適切な修理・メンテナンスを行いますので、ご安心ください。

業務用エアコンはメーカーや機種ごとに特徴が異なりますが、当社には豊富な専門知識を持つプロの技術者が在籍しており、どのメーカーのエアコンにも対応可能です。修理だけでなく、設置や定期メンテナンスについても、お客様のご要望に沿った最適な提案をいたします。

業務用エアコンの設置や修理を検討されている方は、お気軽にご相談ください!

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