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業務用エアコンの寿命と故障:修理・部品交換で延命できるのか?

皆さん、こんにちは。宮城県塩竃市を拠点に仙台市を中心として業務用エアコンの販売・設置・修理工事を手掛ける設備工事会社の株式会社 菜花空調_業務用エアコン.comです。
お店やオフィスにとって、業務用エアコンはもはやインフラそのものですよね。夏は快適な冷房、冬は暖かい暖房がなければ、お客様も従業員さんも困ってしまいます。
だからこそ、「最近、エアコンの調子が悪いな…」「修理で直るのかな?それとも買い替え時?」と悩んでいらっしゃるオーナー様も多いのではないでしょうか。
今回は、私たち工事のプロが、業務用エアコンの寿命や故障の原因、そして気になる「修理・部品交換で延命できるのか?」という疑問について、本音でお話ししたいと思います。

1️⃣「うちのエアコン、あとどれくらい使える?」業務用エアコンの寿命を知る
まず、気になるのは「寿命」ですよね。業務用エアコンの寿命は、使用頻度や環境、そして何よりも日頃のメンテナンスで大きく変わってきます。
- 一般的な寿命の目安は10年〜15年 あくまで一般的な目安ですが、このくらいの年数が経つと、様々な部品が劣化し始めます。
- 「法定耐用年数」と「実際の寿命」は違う 税法上では13年または15年と定められていますが、これはあくまで会計上の数字。実際には、それより早く寿命が来ることもあれば、丁寧に使っていればもっと長く使えることもあります。
- 寿命を縮める「NG行動」
- フィルター清掃をしない: これが一番多い原因です。ホコリが溜まると風量が落ち、余計な負荷がかかります。
- 過酷な使用環境: 飲食店や美容室など、油煙や粉塵が舞う場所では、内部の汚れが蓄積しやすく寿命が縮まりがちです。
- 24時間稼働: 常にフル稼働していると、当然部品の劣化も早まります。

2️⃣「なぜ壊れる?」業務用エアコン故障の主な理由
では、具体的にどんな理由で故障することが多いのでしょうか?私たちが修理現場でよく目にする原因をご紹介します。
- 部品の「経年劣化」がトップ! 正直なところ、これが一番多い原因です。機械なので、長年使っていれば部品も消耗します。
- 制御基板: エアコンの「頭脳」です。約10年で寿命を迎えることが多く、これが故障すると、電源が入らない、設定通りに動かないなどの症状が出ます。
- 圧縮機(コンプレッサー): 室外機の中にある「心臓部」です。約8年〜10年で寿命を迎えることが多く、これが壊れると冷暖房が全く効かなくなります。修理費用も高額になることが多いです。
- ファンモーター: 室内機や室外機のファンを回すモーターです。異音や風量低下の原因になります。
- センサー類(サーミスタなど): 温度や湿度を感知する部品です。これが誤作動すると、効きが悪くなったり、頻繁に止まったりします。
- メンテナンス不足による「汚れの蓄積」 フィルターの目詰まりはもちろん、熱交換器の奥にカビやホコリがぎっしり詰まっているケースも珍しくありません。汚れはエアコンの能力を低下させ、無理な運転をさせることで、部品の劣化を早めてしまいます。ドレンパンやドレンホースの詰まりによる水漏れも、メンテナンス不足が主な原因です。
- 冷媒ガスのトラブル 冷媒ガスが漏れてしまうと、エアコンの効きが悪くなります。配管の劣化や接続部分の緩みなどが原因で、少しずつガスが抜けてしまうことがあります。ガスが減るとコンプレッサーに大きな負担がかかり、寿命を縮めることにもつながります。
- 電気系統のトラブル ブレーカーが頻繁に落ちる、電源が入らないといった場合、配線の劣化やショート、電気部品の故障が考えられます。
3️⃣故障時、どうする?「修理・部品交換」で延命できるのか?
いよいよ本題です。故障したとき、「修理して使い続ける」のと「買い替える」のと、どちらが良いのでしょうか?これはエアコンの使用年数と故障箇所によって判断が分かれます。
✅ 修理・部品交換で「延命できる」可能性が高いケース
- 使用年数が比較的若い場合(〜7年程度まで) 本体全体の劣化が進んでいないため、特定の部品交換で、しっかりと機能が回復することが期待できます。
- 故障箇所が特定できる場合 例えば、特定のセンサーの故障、ドレンポンプの不具合、ファンモーターの交換などで直る場合は、修理費用も抑えられ、延命する価値は十分にあります。
- メリット: 買い替えよりも費用が安く済むことが多い、工事期間が短い。
❌ 修理・部品交換が「おすすめできない」ケース(買い替えを検討すべきサイン)
- 使用年数が10年以上の場合 正直なところ、このラインが非常に重要です。
- 部品供給の終了リスク: メーカーは、エアコンの製造終了後、修理用部品を保有している期間が約10年と決められていることがほとんどです。この期間を過ぎると、故障しても直したくても部品が手に入らない、という事態に陥ってしまいます。
- 「修理貧乏」になる可能性: たとえ一つの部品を交換しても、他の部品も同時期に劣化が進んでいるため、すぐに別の場所が故障する「連鎖故障」が起こりやすくなります。結果的に、修理費用が次々と発生し、新品を購入するよりも高額になる…というケースも少なくありません。
- 高額な部品(特に圧縮機)の交換が必要な場合 コンプレッサーなど主要な部品の交換は、修理費用が高額になります。10年以上使っているエアコンであれば、その費用をかけるなら、最新機種への買い替えを検討する方が賢明です。
- 電気代が気になる場合 10年以上前のエアコンと最新の省エネ機種では、電気代に大きな差があります。修理して使い続けても、毎月の電気代がかさみ、長期的に見れば買い替えた方がトータルのコストが安くなることが多々あります。
4️⃣賢い判断を下すためのチェックリスト
私たちプロの視点から、お客様に考えていただきたいポイントをまとめました。
- 現在の使用年数は?(10年以上なら要注意です!)
- 今回の故障以外にも、最近不調を感じることはないか?(異音、異臭、以前より効きが悪いなど)
- メーカーの部品供給期間はまだあるか?(これが一番の壁になることもあります)
- 修理費用の見積もりはどのくらいか?
- 新しいエアコンを導入した場合のコスト(本体代+工事費)は?
- 新しいエアコンにすることで、毎月の電気代はどれくらい安くなるか?
- お店やオフィスの今後、あと何年くらい使う予定か?
これらのポイントを総合的に判断することで、後悔のない選択ができるはずです。
5️⃣まとめ:迷ったら、私たちプロにご相談ください!
業務用エアコンの寿命は、日々のメンテナンスで延ばすことができます。しかし、どんなに大切に使っていても、いつかは寿命が訪れるものです。
もし、お使いの業務用エアコンの調子が悪いと感じたり、修理と買い替えで悩んだりしたら、ぜひ私たち 株式会社 菜花空調_業務用エアコン.com にご相談ください。
現場の状況、エアコンの使用年数、故障箇所、そしてお客様のご予算やご希望を丁寧にお伺いし、修理・部品交換で延命すべきか、それとも新しいエアコンへの買い替えがベストなのかを、プロの視点から正直にアドバイスさせていただきます。
お気軽にお問い合わせください!


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