こんにちは。宮城県塩竃市を拠点に仙台市を中心として業務用エアコンの販売・設置・修理工事を手掛ける株式会社 菜花空調です。

冬、オフィスや店舗で「業務用エアコンをつけているのに足元が寒い」「暖房の効きが悪くて体調が優れない」とお困りではありませんか？ 職場の寒さを放置すると、従業員の体調不良や集中力の低下を招き、生産性に悪影響を及ぼします。

この記事では、業務用エアコンによる寒さが引き起こす具体的な体調不良のリスクと、管理者・従業員それぞれが取り組むべき快適な職場環境を作るための対策を解説します。

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1. 業務用エアコンの寒さが引き起こす3つの体調不良リスク

室内の「寒い」と感じる環境は、軽視できない様々な健康リスクにつながります。

（1）リスク1：血圧上昇とヒートショックのリスク

• 室温が低いと、体は熱を逃さないように血管を収縮させます。これにより、特に高齢者や血圧に不安がある方は、血圧が上昇しやすくなります。
• 暖かい場所（休憩室など）から寒い場所への移動は、急激な温度変化によるヒートショックのリスクも高めます。WHO（世界保健機関）は、健康を守るための最低室温基準を18℃以上と定めています。

（2）リスク2：寒暖差疲労と自律神経の乱れ

• 外気温と室温の差が激しいと、体は自律神経を使って体温を調整しようと過剰にエネルギーを消費します。これが寒暖差疲労を引き起こし、全身のだるさ、頭痛、肩こり、めまいなどの体調不良の原因となります。

（3）リスク3：免疫力の低下と感染症リスクの増大

• 体が冷えると、血流が悪くなり免疫力が低下します。これにより、風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりやすくなります。
• また、暖房使用による空気の乾燥は、喉や鼻の粘膜を傷つけ、ウイルスが侵入しやすい状態を作ります。

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2. 快適性を保つための業務用エアコンの管理と設定のコツ

業務用エアコンを正しく使いこなし、寒さによる体調リスクを防ぐための具体的な対策を紹介します。

（1）管理者・企業側が取り組むべき「環境整備」

• 設定温度の目安: 冬場の室温は20℃を目安とし、過度に上げすぎないように調整しましょう。設定温度を上げすぎると、室外機に霜がつきやすくなり、暖房が停止する「霜取り運転」の頻度が増えてしまいます。
• 風向の調整: 暖かい空気は上に溜まる性質があります。温風が足元まで届くよう、エアコンの風向は下向きに設定しましょう。
• サーキュレーターの併用: 暖かい空気を天井から床へ循環させるためにサーキュレーターを併用すると、室内の温度ムラがなくなり、体感温度が向上します。
• 定期的な清掃・メンテナンス: フィルターの汚れは暖房効率を著しく下げます。定期的にプロによる清掃を行い、エアコン本来の性能を維持しましょう。

（2）従業員が自分でできる「寒さ対策」

• 重ね着（レイヤリング）: 体温調節がしやすいよう、カーディガンやストールなどを用意し、首、手首、足首の「三首」を温めましょう。
• 温かい飲み物の摂取: 体を内側から温める温かい飲み物をこまめに摂取し、血行不良による冷えを防ぎましょう。

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まとめ

業務用エアコンによる寒さは、従業員の体調不良や生産性の低下に直結する重要な問題です。

室内が寒い状態は、血圧上昇や寒暖差疲労といった様々な健康リスクを引き起こします。そのため、室温20℃を目安とした適切な設定と、サーキュレーターの活用による温度ムラ解消、定期的なメンテナンスを通じて、寒さに負けない健康的な環境を作ることが大切です。

本格的な冬が来る前に、専門業者による点検や設定の見直しを行うことで、快適なオフィス環境を整えることができます。

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業務用エアコンに関する点検・修理のご依頼は、宮城県仙台市周辺を拠点とする当社にお気軽にご相談ください。

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