こんにちは。宮城県塩竃市を拠点に仙台市を中心として業務用エアコンの販売・設置・修理工事を手掛ける株式会社 菜花空調です。

業務用エアコンが突然停止し、リモコンにエラーコードが表示されると、業務に大きな支障が出ます。

この記事では、リモコンに表示されるエラーコードを起点とした故障診断の基本的な流れと、管理者の方が修理を依頼する前に確認すべきこと、そしてその修理費用の目安を分かりやすく解説します。

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1. 故障診断の第一歩：エラーコードの確認と記録

業務用エアコンが停止した際にまず行うべきことは、表示されているエラーコードの確認です。

（1）エラーコードは故障内容を示す「カルテ」

• エラーコードは、機器のどこにどのような異常が発生しているかを示す重要な情報です。メーカーや機種によってコードは異なりますが、必ずメモしておきましょう。
• 記録すべき情報: エラーコード（例：E04、P03など）、発生日時、運転状況（冷房・暖房、設定温度）。
• これらの情報は、修理を依頼する際に業者へ伝えることで、故障診断がスムーズに進み、対応スピードが格段に上がります。

（2）エラーコードの消し方（リセット方法）

• 一時的なエラー（電源瞬断など）の場合、エラーコードをリセットすることで復旧することがあります。
• 一般的なリセット手順: 運転を停止し、メインブレーカーを5分程度落としてから再度入れ直す。
• 注意点: リセットしてもすぐにエラーコードが再発する場合は、深刻な故障のサインであるため、無理な運転は控えてください。

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2. 故障診断のセルフチェック：修理を呼ぶ前の確認事項

深刻な故障ではないにも関わらずエラーコードが表示されることがあります。専門業者を呼ぶ前に、以下の項目を確認しましょう。

（1）電源・設定に関するチェック

• リモコン電池: 電池切れや接触不良で通信エラーとなることがあります。
• フィルターの汚れ: フィルターが極端に詰まっていると、熱交換器の温度が異常となりエラーを出す機種があります。
• 室外機の状況: 室外機の吹出口や吸込口が雪や障害物で塞がれていないか確認しましょう。これが原因で過負荷エラーとなることがあります。

（2）通信エラーに関するチェック（業者依頼へ）

• 業務用エアコンは室内機と室外機が複雑な配線でつながっており、通信エラー（例：U4、C4など）が表示された場合は、配線の断線や基盤の故障など、専門的な故障診断と修理が必要です。

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3. エラーコードが示す故障レベルと修理の目安

エラーコードによって、その故障の深刻度と修理費用の目安が判断できます。

故障のレベル	主な原因（エラーコード例）	修理費用の目安	診断後の推奨行動
軽度	センサー異常、排水異常、フィルター詰まり起因	数万円〜10万円前後	修理（原因特定が容易なため）
重度（本体重要部品）	コンプレッサー異常、インバーター基盤異常、冷媒不足	15万円〜数十万円	修理と交換の見積もりを比較検討
重度（通信・電気系）	室外機/室内機通信不良、電源電圧異常	費用は幅広く、専門的な故障診断が必要	専門業者に早期に連絡

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まとめ

業務用エアコンにエラーコードが表示された際の故障診断は、まずコードの内容と状況を記録し、一時的なエラーでないかリセット操作を試すことから始めます。

本格的な修理が必要な場合は、エラーコードが機器の「カルテ」となります。このコードと機器の使用年数を業者に伝えることで、適切な修理費用の概算と、修理か交換かの判断がスムーズになります。

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業務用エアコンに関する点検・修理のご依頼は、宮城県仙台市周辺を拠点とする当社にお気軽にご相談ください。

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