こんにちは。宮城県塩釜市を拠点に仙台市を中心として業務用エアコンの販売・設置・修理工事を手掛ける株式会社 菜花空調です。

オフィスや店舗の移転・改装の際、既存の業務用エアコンを移設して費用を抑えたいと考えるお客様は多いでしょう。しかし、移設には見過ごせないリスクが伴います。

この記事では、既存の業務用エアコンの移設が可能なケースと、新品への交換を推奨するケースの判断基準、そして移設工事に伴うリスクを解説します。

---

1. 既存の業務用エアコンの「移設」が可能なケースと費用対効果

業務用エアコンの移設は、新品購入より費用を抑えられる可能性がありますが、いくつかの条件を満たす必要があります。

（1）移設が技術的に可能な2つの条件

• 条件1：機器がまだ新しいこと（使用年数5年以内が目安）：機器が古すぎると、移設時の配管切断や再接続で故障リスクが高まるため、保証が切れていない、あるいは比較的耐用年数が残っている機器が適しています。
• 条件2：移設先と移設元で設置環境が大きく変わらないこと：移設先が極端に広くなったり、設置方法が大きく変わる場合（例：天井埋込型を壁掛型に変更など）は、移設は現実的ではありません。

（2）「移設」と「新品入替」の費用対効果

• 移設費用: 撤去費用、運搬費用、再設置費用、冷媒ガスの補充費用などがかかり、新品購入費用の3割〜5割程度の費用になることが多いです。
• 判断基準: 移設にかかる費用が新品購入費用の半分を超える、または機器の使用年数が7年を超えている場合は、新品への入替を強く推奨します。

---

2. 既存機を移設する際に必ず発生する「3つのリスク」

移設工事には、費用削減のメリットがある一方で、既存機器ならではのリスクが伴います。

（1）リスク1：故障率の上昇と保証の喪失

• 移設工事では、冷媒配管の切断・再接続が必須です。この工程で冷媒ガスが漏れたり、細かなゴミが配管に入り、機器の故障率が大幅に上昇します。
• 移設により、メーカー保証は基本的に無効になります。

（2）リスク2：隠れた劣化部品による追加修理費用

• 移設作業中に、既存の機器や配管の目に見えない劣化（断線、錆びたボルトなど）が発見されることがあります。この場合、移設費用とは別に修理費用が発生し、総コストが増加する可能性があります。

（3）リスク3：移設先での効率低下

• 移設により、部屋の広さや間取りが変わると、既存のエアコンの容量が不適合となり、冷暖房効率が低下し、結果的に電気代が高くなることがあります。

---

3. 後悔しないための最適な判断プロセス

「既存機を移設すべきか」の判断は、専門知識なしに行うとリスクが大きすぎます。

• プロセス1：まず専門業者へ相談：業務用エアコンの入替・移設に関する豊富な実績を持つ当社にご相談ください。機器の型番、年式、移設元の状況をお伝えいただければ、移設の可否を診断します。
• プロセス2：「移設」と「新品入替」の費用の比較：当社は、移設の見積もりと、同等またはそれ以上の性能を持つ新品への入替の見積もりを両方提示し、お客様にとって最も経済的で安心な選択肢をご提案します。

---

まとめ

既存の業務用エアコンの移設は、使用年数が浅い機器であれば選択肢の一つとなりますが、故障リスクの上昇と保証の喪失という大きなリスクを伴います。

後悔のない判断のために、自己判断せずに専門業者である当社にご相談ください。移設費用、新品入替費用、将来のリスクを比較し、お客様の事業にとって最も経済的で安心な選択肢をご提案いたします。

---

業務用エアコンに関する点検・修理のご依頼は、宮城県仙台市周辺を拠点とする当社にお気軽にご相談ください。

＜関連記事＞

• その修理、本当に賢い選択？業務用エアコンの買い替えは「事業の未来」への投資
• 事務所移転？レイアウト変更？業務用エアコンの移設もお任せください！
• プロが教える！業務用エアコン工事の「費用」「内容」「見えない手続き」のすべて

---

＜お問い合わせはこちら＞

ご相談は無料です。まずはお気軽にご連絡ください。

• お電話でのお問い合わせ：0800-800-4787 （受付時間：9：00～17：30）
• ウェブサイトからのお問い合わせはこちら：https://www.miyagi-gyoumuac.com/contact/