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コスト削減!業務用エアコンのセルフメンテナンスと業者依頼、賢い選択はどっち?料金ガイド付き

皆さん、こんにちは。宮城県塩竃市を拠点に仙台市を中心として業務用エアコンの販売・設置・修理工事を手掛ける設備工事会社の株式会社 菜花空調_業務用エアコン.comです。
業務用エアコンは、店舗やオフィス、工場など、快適な空間維持に欠かせない設備です。しかし、導入費用だけでなく、日々の電気代やメンテナンス費用も大きなランニングコストとなります。特に、メンテナンスを怠ると、電気代の高騰や故障リスクの増大、さらには耐用年数の短縮につながることも。
「メンテナンスは必要だと分かっていても、費用が気になる…」「どこまで自分でやっていいの?」そうお考えの事業主の方も多いのではないでしょうか。
この記事では、業務用エアコンのメンテナンスにおいて、ご自身でできるセルフメンテナンスの範囲と専門業者に依頼すべき作業を明確にし、それぞれの料金目安を詳しく解説します。賢い選択でコストを削減し、業務用エアコンを長く快適に使いこなすためのヒントをぜひ見つけてください。
メンテナンスの重要性:なぜ必要?
まず、なぜ業務用エアコンのメンテナンスがそこまで重要なのかを再確認しましょう。
- 電気代の削減: フィルターの目詰まりや内部の汚れは、エアコンの運転効率を著しく低下させます。その結果、設定温度に到達するまでに余計な電力が必要となり、電気代が高騰します。定期的な清掃で運転効率を維持し、電気代を抑えることができます。
- 故障の予防・早期発見: 異常を早期に発見することで、大きな故障に発展する前に対応できます。小さな部品の交換で済むものが、放置することで高額な修理費用が発生するケースも少なくありません。
- 快適な空間維持: カビやホコリが原因で、不快な臭いやアレルギーの原因となる物質が室内に拡散されることがあります。清潔なエアコンは、快適で健康的な室内環境を提供します。
- 機器の長寿命化: 定期的なメンテナンスは、エアコンの部品の劣化を抑え、結果として機器全体の寿命を延ばすことにつながります。買い替えサイクルが長くなれば、その分の初期投資を削減できます。
- 資産価値の維持: きちんとメンテナンスされたエアコンは、売却時や移転時にも高い評価を得られる可能性があります。

自分でできる!業務用エアコンのセルフメンテナンス
日常的なメンテナンスや比較的簡単な作業は、専門知識がなくてもご自身で行うことができます。これにより、業者に依頼する頻度を減らし、コスト削減に貢献できます。
1. エアフィルターの清掃
頻度: 2週間に1回〜1ヶ月に1回(使用頻度による)
業務用エアコンのメンテナンスにおいて、最も基本的で最も重要なのがエアフィルターの清掃です。フィルターにホコリやゴミが溜まると、空気の循環が悪くなり、冷暖房効率が大幅に低下します。
手順:
- エアコンの電源を切る。
- 前面パネルを開け、エアフィルターを取り出す。
- 掃除機でフィルターのホコリを吸い取る。
- 汚れがひどい場合は、水洗いし、完全に乾かす(日陰で乾燥させるのがポイント)。
- フィルターを元に戻し、前面パネルを閉める。
ポイント: フィルターを水洗いした後は、完全に乾燥させないとカビの原因になります。
2. 室外機の周辺清掃
頻度: 1ヶ月に1回〜2ヶ月に1回
室外機は、エアコンの熱を放出する重要な役割を担っています。室外機の周辺に物があったり、フィンにゴミや落ち葉が詰まったりすると、熱交換効率が落ち、エアコンの負荷が増大します。
手順:
- 室外機の周辺に置いてあるものを片付ける。
- 室外機のフィン(熱交換器の薄い板)に付着したホコリや落ち葉を、ブラシや掃除機で優しく取り除く。高圧洗浄機はフィンを傷つける可能性があるので避けましょう。
- 吸気口や排気口を塞いでいるものがないか確認し、取り除く。
ポイント: フィンは非常に薄くデリケートなので、力を入れすぎないように注意しましょう。
3. ドレンパン(排水受け皿)の簡易清掃
頻度: 3ヶ月に1回〜半年に1回(可能であれば)
業務用エアコンは運転中に結露水を排出しますが、その水を受けるのがドレンパンです。ドレンパンに水が溜まると、カビや藻が発生し、排水口が詰まる原因になります。これにより、水漏れを引き起こすことがあります。
手順:
- エアコンの電源を切る。
- ドレンパンにアクセスできる機種であれば、目視でカビや汚れがないか確認する。
- 手の届く範囲で、拭き取れる汚れや、溜まっている水を取り除く(ただし、複雑な構造になっている場合や、高所にある場合は無理をしないこと)。
ポイント: ドレンパンは内部にあり、アクセスが難しい場合が多いです。無理に分解しようとすると故障の原因になるため、不安な場合は専門業者に依頼しましょう。
4. リモコンや本体の拭き掃除
頻度: 気がついた時
日頃からリモコンやエアコン本体の表面を清潔に保つことで、ホコリの蓄積を防ぎ、見た目も衛生的になります。
手順:
- 柔らかい布で、リモコンや本体の表面を拭く。
- 頑固な汚れは、薄めた中性洗剤を含ませた布で拭き取り、乾拭きする。

専門業者に依頼すべきメンテナンス作業と料金目安
ご自身でのメンテナンスには限界があります。エアコン内部の分解清掃や、電気系統の点検、ガス漏れの確認など、専門知識と専用工具が必要な作業は、必ずプロの業者に依頼しましょう。これにより、エアコンの性能を最大限に引き出し、安全に長く使用することができます。
1. エアコン内部の分解洗浄(オーバーホール)
頻度: 1年に1回〜3年に1回(使用頻度、環境による)
フィルター清掃だけでは取り除けない、エアコン内部の熱交換器やファン、ドレンパンの奥にこびりついたカビやホコリ、油汚れなどを徹底的に洗浄する作業です。専用の洗剤や高圧洗浄機を用いて、隅々まできれいにします。
- 作業内容: エアコンを分解し、熱交換器、ファン、ドレンパン、送風口などの内部を専用洗剤と高圧洗浄機で徹底的に洗浄します。
- 料金目安:
- 業務用壁掛け型: 20,000円〜40,000円程度/台
- 業務用天井カセット型(4方向): 30,000円〜60,000円程度/台
- 業務用天井吊り型: 25,000円〜50,000円程度/台
- 複数台割引: 2台目以降は割引になる場合が多いです。
- 注意点: 汚れの程度や機種によって料金は変動します。オプションで防カビコーティングなどがある場合もあります。
2. 冷媒ガスの点検・補充(フロンガス回収・充填)
頻度: 数年に1回、または異常を感じた時
エアコンの冷暖房能力に直結する冷媒ガス(フロンガス)は、通常は減ることはありません。しかし、配管からの微量な漏れなどにより、徐々に量が減ってしまうことがあります。ガスが不足すると、冷暖房の効きが悪くなったり、異常停止したりする原因になります。
- 作業内容: 冷媒ガスの圧力測定、漏れの有無の確認、必要に応じて補充・充填。フロン排出抑制法に基づき、有資格者による作業が必要です。
- 料金目安:
- 点検のみ: 10,000円〜20,000円程度/台
- ガス補充(ガス代込み): 20,000円〜50,000円程度(補充量による)
- 注意点: フロンガスの取り扱いは専門知識と資格が必要なため、必ず専門業者に依頼してください。
3. ドレンポンプやドレン配管の点検・清掃
頻度: 1年に1回〜3年に1回
ドレンパンで受けた結露水を屋外へ排出するためのポンプや配管の点検・清掃です。ドレンポンプが故障したり、配管が詰まったりすると、エアコンからの水漏れにつながります。
- 作業内容: ドレンポンプの動作確認、ドレン配管内の異物除去、洗浄。
- 料金目安:
- 単体作業: 15,000円〜30,000円程度
- 分解洗浄とセット: 分解洗浄の料金に含まれるか、追加料金(数千円〜1万円程度)が発生する場合があります。
4. 電気系統・部品の点検、故障診断
頻度: 1年に1回〜3年に1回、または異常を感じた時
業務用エアコンは多くの電気部品やセンサーで構成されています。これらを定期的に点検することで、予期せぬ故障を未然に防ぎ、安全性を確保します。
- 作業内容: 配線接続部の緩み確認、ブレーカーの点検、各種センサーの動作確認、異音・異臭の確認、運転データの測定など。
- 料金目安:
- 点検のみ: 10,000円〜25,000円程度/台
- 部品交換を伴う場合: 部品代+交換工賃が別途発生します。

賢い選択は「セルフメンテナンス」と「プロの技」の組み合わせ
ここまで、ご自身でできるメンテナンスと業者に依頼すべきメンテナンスについて解説してきました。コストを最大限に削減しつつ、業務用エアコンを良好な状態に保つための賢い選択は、この両者をバランスよく組み合わせることです。
セルフメンテナンスを習慣化する
日々の簡単な清掃や点検を怠らないことで、エアコンの汚れの蓄積を抑え、大きな故障につながるリスクを低減できます。これにより、業者に依頼する頻度を減らし、メンテナンス費用を抑えることが可能です。特に、エアフィルターの清掃は効果が大きく、電気代削減にも直結します。
定期的なプロのメンテナンスを取り入れる
一方で、自分で手が出せないエアコン内部の徹底洗浄や、電気系統の専門的な点検は、プロに任せるべきです。定期的なプロのメンテナンスは、初期費用はかかりますが、長期的に見れば電気代の削減、故障による突発的な出費の回避、機器の長寿命化といったメリットにより、トータルコストの削減につながります。
業者選びのポイント
専門業者に依頼する際は、以下のポイントを考慮して選びましょう。
- 実績と信頼性: 経験豊富な業者を選ぶ。
- 料金体系の明確さ: 見積もりをしっかり提示してくれるか。追加料金の有無を確認する。
- 損害賠償保険への加入: 万が一の事故に備えているか。
- アフターサービス: メンテナンス後の相談にも応じてくれるか。
- 対応の速さ: 急なトラブルにも迅速に対応してくれるか。
複数の業者から見積もりを取り、比較検討することをおすすめします。
まとめ:計画的なメンテナンスでコストと安心を手に入れる
業務用エアコンのメンテナンスは、単なる出費ではなく、未来への投資です。ご自身でできることは積極的に行い、専門知識が必要な部分はプロに任せるというメリハリをつけることで、コストを抑えつつ、業務用エアコンの性能を最大限に引き出し、長く安心してお使いいただけます。
計画的なメンテナンスで、快適な室内環境を維持し、事業の効率化にもつなげましょう。
業務用エアコンのメンテナンスは「当社」にお任せください!
セルフメンテナンスで日々のコストを抑えつつ、専門的なケアはプロに任せるのが賢い選択です。しかし、「どこの業者に頼めばいいのか」「信頼できるのはどこか」と悩まれることもあるでしょう。
そんな時は、ぜひ当社にご相談ください。長年の経験と確かな技術を持つプロフェッショナルが、お客様の業務用エアコンを最適な状態に保ち、コスト削減と快適な空間維持をサポートいたします。
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- 明確な料金体系: 事前の見積もりを徹底し、追加料金が発生しないよう分かりやすくご説明します。
- 高い技術力と実績: 様々なタイプの業務用エアコンに対応し、長年の経験で培ったノウハウで最適なメンテナンスをご提案します。
- お客様のニーズに合わせた提案: 機器の使用状況や環境に合わせて、最適なメンテナンスプランをご提案します。
「エアコンの効きが悪くなった」「異音がする」「長らくメンテナンスをしていない」など、どんな些細なことでも構いません。業務用エアコンに関するお困りごとがございましたら、お気軽に当社までお問い合わせください。

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