こんにちは。宮城県塩竃市を拠点に仙台市を中心として業務用エアコンの販売・設置・修理工事を手掛ける株式会社 菜花空調です。

業務用エアコンから普段と違う異音が聞こえたら、それは故障の前兆である可能性が非常に高いサインです。しかし、「ゴー」という音か「キー」という音か、「室内機」か「室外機」かによって、その原因と対処法は大きく異なります。

この記事では、業務用エアコンの異音を「どこから」「どんな音」で聞こえるかという視点で詳しく解説し、お客様自身でできる初期の故障診断のポイントをお伝えします。

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異音でわかる！危険な故障サイン：場所別診断

異音の発生場所と音の種類を照らし合わせることで、業務用エアコンの故障診断の確度が上がります。

1️⃣室内機（天井・壁）からの異音

音の種類	発生源として考えられる原因	深刻度
カラカラ、カタカタ	ファンやフィルターにゴミ・ホコリ、または虫などが接触している	低
ブーン、ジー	ファンモーターの異常、またはファンがケースに接触している	中
ポコポコ	ドレンホース（排水管）の詰まりや、外気と室内の気圧差によるもの	低〜中
キーン、ピー	冷媒ガスの通り道の異常や、部品の微細な振動	中

2️⃣室外機（屋外）からの異音

音の種類	発生源として考えられる原因	深刻度
ガリガリ、キュルキュル	ファンモーターのベアリング摩耗、または部品の接触	中
ゴロゴロ、ガラガラ	コンプレッサー内部の異常、または部品の破損（重度の故障）	高
シュー、シャー	冷媒ガスの漏れ、または膨張弁の異常（ガスの補充・修理が必要）	高
ブーン（低い唸り音）	コンプレッサーの動作音（異常に大きい場合は負荷過大の可能性）	中

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異音を放置するとどうなる？

業務用エアコンの異音を放置すると、以下のような深刻な事態につながるリスクがあります。

部品の連鎖的破損

• 軽微な異音の原因が部品の接触であった場合、放置すると接触部分の摩耗が進み、最終的にファンモーターやコンプレッサーといった高額な主要部品の故障につながります。

電気代の高騰

• 異音は機器に負荷がかかっているサインであり、正常に運転できていない状態です。この状態が続くと運転効率が低下し、電気代がムダに高くなります。

突然の停止リスク

• 故障が進行すると、異音に続いて冷暖房能力の低下が起こり、最終的には真夏や真冬の稼働中に突然運転が停止してしまうリスクがあります。

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まとめ：早期の故障診断と専門家への相談

業務用エアコンの異音は、故障診断の重要な手がかりとなります。異音の種類や発生場所を注意深く観察し、早めに専門業者へ伝えることが、故障を最小限に抑え、修理費用を抑える最善策です。

少しでも異変を感じたらすぐに運転を止め、自己判断せずに私たちプロにご相談ください。迅速な故障診断と的確な対処で、お客様の業務用エアコンを長く安全にご利用いただけるようサポートいたします。

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